本部のビジネスモデルによって、ショップの運営者を企業に限定するか一般ユーザーも可能にするか、ショップのイメージを本部に統一するか、などが異なってきます。
ここでは各ビジネスモデルごとの仕組みと、運営の手順をご紹介します。お客様は本部の立場となります。
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Amazonや楽天のような、ショップが独立した通常のECモールです。在庫管理や決済・配送などは各ショップが行います。
実店舗のショッピングモールと同様、一般的なモール型ECサイトの形態です。
各ショップは独立しており、本部は基本的に「ショップに場所を提供し、その手数料もしくは売り上げの一部をもらう」だけということになります。本部が商品の配送や在庫管理を行うことはありません。
現在のMillion Bookのパッケージは、楽天のように本部のサイトがあり、各ショップにリンクされているという形ではありませんが、カスタマイズにより可能となります。
本部はショップの運営者を募る必要がありますが、本部情報の初期設定をし、契約をした後はほぼメンテナンスの必要がありません。ショップから休業や閉店の申し込みを受けた場合のみ、手続きをすることになります。
様々なショップのある形が一般的ですが、本部のサイトを構える場合、「衣類関係」「食品関係」というようにジャンル分けすることで、特徴的かつリピーターの見込めるショッピングモールを造ることができます。
通常のフランチャイズシステムと同様に、フランチャイジーに商標やノウハウを提供し、ブランドイメージを保ったままネットショップを展開してもらいます。
本部・ショップそれぞれの役割はショッピングモールと似ていますが、ショップが販売する商品は本部が用意した商品のみとなります。本部のルールにより異なりますが、基本的にはショップのイメージ・販売する物は同一となります。
取扱商品とイメージが同一のショップを複数ネット上に展開することになりますが、実店舗の地域限定商品のように、特定のショップにのみ取り扱い可能な商品を用意することで、「全く同じショップが多数ある」ということを防ぐことができます。
大きく分けて3つあります。
通常であれば大店舗化には非常に多くのコストがかかりますが、導入以降、何店舗作成しても追加費用がかかりません。無限に店舗を作成することができます。
通常はGoogle AdWordsに出稿するなど、SEO・SEMに費用をかける必要がありますが、フランチャイズ化すると広告宣伝を行うのも、それに費用をかけるのもフランチャイズ店になります。
自社のみで運営する場合、店舗ごと・カテゴリごとの担当者が必要になりますが、専門店化もできるため、顧客対応が減少し営業コストを削減できます。
代理店が在庫を持たず、本部の管理する商品の中から商品を選択して自由に価格を設定し、販売します。本部は在庫管理から決済・配送などを行い、集客・販売をショップに任せるという形になります。
つまり、本部は在庫管理や受発注管理・商品の販売委託を行うだけで利益を得ることができ、代理店は本部が持つ商品の販売を行うだけで利益を得ることができる、という仕組みです。簡単に言うと、本部は集客・販売を代理店に任せ、代理店は商品の管理や配送手続きを本部に任せるということです。
アフィリエイトと異なるのは、商品を不特定多数のユーザーに紹介してもらってショップページに誘導するのではなく、代理店に商品の価格を決めてもらい、それぞれに専用のショップを持って販売してもらうところです。
詳細な仕組みとしては、この図の本部とショップの間にDSP(仲介業者)が入るのが基本的な形式で、その場合の本部はメーカー・卸業者です。簡単に言うと、本部がDSPへの販売依頼やエンドユーザーへの配送を行い、DSPが本部への配送依頼やショップへの報酬の支払いを行うことになります。
Million Bookは、「自社の用意した商材をドロップシッピング形式で販売したい」という方向けのため、代理店ではなく本部専用ということになります。
代理店を募集し、販売する商品を選んでもらい、ショップの設定を行って開店。本部はこの3ステップだけで、簡単にネットショップを運営することができます。ショップ(代理店)のデザインなどの設定はショップ自身が行うため、必要ありません。
もちろんそういった設定機能も一通りありますので、代理店の運営者にも、何もないところからショップを構築して頂く必要はありません。初心の方でも安心して運営して頂けます。このような形式だと、どうしても本部は大手会社が運営するというイメージが湧いてしまいますが、Million Bookは安価なため小規模の運営も可能です。例えば「食品の産直ビジネスを行いたいが、ネットでの販売経験がなく、運営資金もあまりない」といった方にもおすすめです。
ネットショップに限らず、物品やサービスの販売において最も重要なのは集客です。しかし自分でネットショップを持つ場合、運営できるのは1~2店舗で、それ以上は手が回らないことがほとんどです。
大手のショッピングカートシステムを利用すると集客は見込めますが、システム利用料や広告費などがかかるため、商材によっては非常に厳しい状況を強いられます。
しかしドロップシッピングの形式を採用すると、ショップ数の増加に伴って取り扱い商品が表に出ることになるため、自社ブランドである場合は商品のブランド力の強化に繋がるだけでなく、集客に欠かせないSEO・SEMにおいても効果を発揮することになります。
Million Bookのパッケージを一つご購入頂くだけで、以降いくつショップを作成して頂いても、本部・代理店共に開店費用や運営費用は一切かかりません。
販売するターゲットを一般のお客様ではなく、企業に向けた形です。システムはドロップシッピングの形式に近いものとなり、ショップごとに都度、商品の価格を変更して運営します。
企業間取引をカートシステムで行う方法です。
例えば取引先A社と取引先B社があったとします。A社とB社にそれぞれ別々の価格で商品を販売したい場合、A社とB社専用のショップをそれぞれ作成し、商品の価格を別々に設定しておきます。
次に、A社とB社にはそれぞれログインIDとパスワードを割り当て、ログイン画面からログインしてもらい、通常のECサイトと同様に買い物をしてもらいます。ログイン画面は共通ですが、IDとパスワードによってログインできるショップが異なります。
最大の特徴は、これまで電話やFAXで行ってきた取引や書類作成を、全てネット上でできるということです。カタログなども必要なく、取引先にネットショッピングをしてもらうだけです。もちろん納品書も作成できます。
また、この場合、A社に割り当てられたIDとパスワードでは、A社専用のショップにしかログインできません。また、B社にはA社と商品価格が異なることはわかりません。これはA社も同様です。
通常のショッピングカートを使用すると、取引先ごとの価格がわかってしまったり、わざわざ別のカートシステムを用意しなければならなかったりと様々な問題や手間が発生しますが、このような専用のシステムを利用することでクリアできます。
ショップ自体を期間限定で運営することができます。お好きな時に本部からショップを追加して運営し、必要がなくなればショップを削除、もしくは非表示にします。ショップを作成するごとの追加費用などは一切かかりません。
例えば、お中元やお歳暮といった販売期間が限られる商品の専門ショップ、ライブやスポーツ試合などで販売したグッズを短期間ネット販売するためのショップなどに利用できます。「ショップを使い捨てる」という概念です。
商品の販売期間を過ぎたショップは、削除ではなく非表示にするだけで閉店できるため、また開店したい時はいつでも復活させることができます。また、閉店後に非表示にせず、「閉店しました」という告知を入れてそのまま置いておくといったカスタマイズが可能です。
多くの他店が扱っている商品のみを扱う場合はこの限りではありませんが、ショップの開店そのものを期間限定にすることで、集中的に大きな利益が見込めます。
このようなビジネスモデルは一般的ではなく、販売者側も通常はどこかのショップに委託販売し、期間限定表示や在庫限定表示をするという形を取ります。しかし販売者が独立したショップを持つことで、委託販売に比べて集客が見込めます。
例えば先述のライブなどでは、現場で配布する広告やポスターにショップのURLを記入しておくことになりますが、委託販売のように他店の商品がある中で探すのは、エンドユーザーにとってあまり良いとは言えません。何より販売者にとっても、独自のショップを持てるという事実は大きなものです。
また、Million Bookの場合、ショップの開店・閉店の際、通常のカートシステムのように本部・ショップ共に面倒な手順を踏むこともありません。例えば単純にショップを閉店するだけであれば、本部の方で「非表示」のラジオボタンを選択するだけで可能です。